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妊娠安定期になったら歯科の受診を!妊婦さんのお口の健康と赤ちゃんの関係
2023.12.22(金)
こんにちは。
柏駅の歯医者・高野歯科医院です。
妊娠すると、むし歯や歯周病になりやすいといわれています。
そのため妊娠して体調が落ち着いたら、一度、歯医者を受診するようにしましょう。
妊娠中に歯の健康を意識することが、生まれてくる赤ちゃんに良い影響を与えます。
妊婦がむし歯・歯周病になりやすい原因
妊娠中は、むし歯や歯周病になりやすいといわれる理由には以下のようなものがあります。
つわりで歯磨きがつらい
特に妊娠初期は、つわりの症状が出る妊婦さんが多くいらっしゃいます。
中には、歯ブラシが当たるだけで吐き気を催してしまう方も。
また、吐くことでお口の中が酸性に傾きやすくなるのも、歯が溶けてむし歯や歯周病になるリスクを高くします。
ホルモンバランスの変化
妊娠によるホルモンバランスの変化も、むし歯や歯周病に影響があるといわれています。
女性ホルモンが活発になると、唾液の分泌量が減少しむし歯菌や歯周病菌が繁殖しやすくなるのです。
妊娠中に歯科受診が大切な理由
妊娠中は、むし歯や歯周病になりやすいことがおわかりいただけたかと思います。
では、妊娠中にむし歯や歯周病になってしまうと、具体的にどのような影響があるのでしょうか。
早産や低体重児出産の原因になる
歯周病が進行すると、歯周病菌が血液を介して全身をめぐります。
それによって、早産や低体重児出産のリスクが高くなるのです。
歯周病に罹患している妊婦の場合、そうでない妊婦にくらべ早産および低体重児出産の危険率は4.68倍になるといわれています。
(出典:厚生労働省 第2回妊産婦に対する保健・医療体制の在り方に関する検討会 資料「妊産婦における口腔健康管理の重要性」より) >
赤ちゃんのむし歯を予防するため
赤ちゃんがむし歯になる理由の多くが、食器の共有などで保護者の方からむし歯菌をもらうためだといわれています。
赤ちゃんの生活環境のなかになるべく菌を持ち込まないことが、むし歯予防につながるのです。
治療による赤ちゃんへの影響は?
むし歯の治療をする際、レントゲンや麻酔は赤ちゃんによくない影響があるのではないかと心配になりますよね。
歯科で撮影するレントゲンでは、撮影部位をお口に限定しており影響はほとんどありません。
また、むし歯治療で使う麻酔は局所麻酔で、無痛分娩で使用されるものと同じです。
赤ちゃんが生まれる前に歯医者に行こう
出産後は、育児が忙しくなりなかなか自分の時間がとれない場合もあるでしょう。
歯医者に通う時間がないまま「気付いたらむし歯や歯周病が進行していた」ということにならないように、妊娠安定期に入ったら特に症状がなくても歯医者を受診しておくのがおすすめです。
当院では、女性医師が妊婦さんのお身体に配慮して診療を行っていきます。
マタニティ歯科は、柏駅の「高野歯科医院」にご相談ください。