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【小児歯科】磨き残しはトラブルのもと~子どもの仕上げ磨きのポイント~
2023.08.26(土)
こんにちは。
柏駅の歯医者・高野歯科医院です。
子どもの歯は磨き残しが多くなりがちなので、保護者の方による仕上げ磨きが大切です。
しかし、歯ブラシをお口に入れるのを嫌がったり、途中で飽きたりして磨き残しがないようにするのは大変ですよね。
磨き残しがないように仕上げ磨きをするのにコツはあるのでしょうか。
子どものむし歯の8割は奥歯の磨き残し
子どもが自分で歯磨きを行っている場合、磨き残しが原因でむし歯になるケースが多くあります。
子どもに発生するむし歯の約8割が、歯ブラシの届かない奥歯の臼歯から発生しているという報告もあるのです。
(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「子供のむし歯の特徴と有病状況」より) >
また、子どもの歯は永久歯にくらべてやわらかいためむし歯になりやすく、乳歯がむし歯だと永久歯にも影響を与える可能性があります。
仕上げ磨きというと、小さいお子さまに行うイメージがあるかもしれません。
しかし、永久歯が生え始めているお子さまは凸凹の部分が多く、磨き残しが生じやすいため、保護者の方がしっかりと仕上げ磨きを行ってあげましょう。
仕上げ磨きのポイント
では、仕上げ磨きをする際にはどのような点に気を付けたらいいのでしょうか。
1日1回は仕上げ磨きをする
毎食後きちんと磨けているか確認するのが理想ですが、難しいご家庭が多いでしょう。
夜はしっかり仕上げ磨きをしてあげて寝ている間のむし歯菌の繁殖を防ぎましょう。
仕上げ磨きで念入りにチェックしたい部分
生え変わりの時期は乳歯と永久歯が混在していたり、歯が抜けている部分があったりして特に磨きづらくなります。
仕上げ磨きの際に、念入りにチェックしたいのは以下の部分です。
・歯と歯の間
・歯と歯ぐきの境目
・奥歯の溝
フッ素入りの歯磨き粉を使う
歯の質を強くする「フッ素」の入った歯磨き粉を使うと、むし歯の予防効果が期待できます。
家庭用の歯磨き粉だと最大で1,450ppmF程度のものが販売されていますが、6歳以下のお子さまに使用する場合は、900〜1,000mmpF以下のものがおすすめです。
(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「フッ化物配合歯磨剤」より) >
染め出し液を使う
お子さまが「ちゃんと磨けている」と思っていても、磨き残している可能性があります。
たまに染め出し液を使用して、磨き残しが見えるようにするのがおすすめです。
むし歯予防に力を入れている歯医者です
お子さまが自分での歯磨きに慣れるまでは、磨き残しが多いため保護者の方が仕上げ磨きをしてあげる必要があります。
今回ご紹介したポイントをおさえて、お子さまをむし歯から守りましょう。
当院では、「むし歯になる前に防ぐ治療」に特に力を入れております。
ご自宅で行うブラッシングの指導も行っていますので、お気軽に柏駅の「高野歯科医院」にご相談ください。